岩手山・八幡平・安比高原50kmトレイルモデルコース Mt.IWATE HACHIMANTAI APPI TRAIL
■コースガイド
「ブナの駅」から出発し、「安比岳・茶臼岳コース分岐」に到着します。
左の茶臼岳に進路を取るとツガやブナ・ダケカンバなどの緩やかな登り樹林帯が続き、やがて「茶臼山荘」に到着。山荘からは10分ほどで「茶臼岳」頂上へ。
山頂を下って左へ進むと、アオモリトドマツの樹林に囲まれた静かな「黒谷地湿原」に到着。
さらに「源太森」からは、八幡沼の高層湿原の木道を通り「陵雲荘」に着き、「八幡沼展望台」へ。
八幡沼を一望できる展望台から遊歩道を通り、徒歩8分で八幡平山頂へ到着。
そこからガマ沼と反対側のコースヘ進みドラゴンアイの鏡沼を通り、「県境登山口」に合流。
そこから八幡平三大眺望地に数えられる「畚岳」に到着。
さらになだらかな道を行き「諸桧岳」、「嶮岨森」を越え、「大深山荘」に到着します。
一息ついた後さらに進むと、「源太ヶ岳」を通り松川温泉へ下山するコースとの分岐に到着。
ここでは分岐を右に分け「大深岳」へ向かい、さらに「小畚山」を越え「三ツ石山」を目指します。
景色を眺めながら「三ツ石山頂」へ到着、周囲には背丈の低いアオモリトドマツが点在しています。
少し下りの道を進み「三ツ石山荘」へ、再度登り「大松倉山」を目指します。
さらに進むとこれから向かう犬倉山と姥倉山の奥に岩手山が見えます。
「犬倉山分岐」から「姥倉山分岐」に到着。岩手山の眺望を眺めながら、「黒倉山」に着きます。
アオモリトドマツ林を抜けると「切通し分岐」があり、ここでは鬼ケ城を右手に見ながら「八ツ目湿原」へと向かい、お花畑のチングルマなどの高山植物を眺めながら、風景を存分に楽しみます。
さらに進んで「岩手山盛岡不動平(九合目)」に到着。そこからお鉢を回り山頂の「岩手山(薬師岳)」へ。
八幡平、秋田駒ケ岳などの眺望を眺めながら、道は下りになっていきます。岩と砂礫の道に注意しつつ、「岩手山平笠不動避難小屋」で一息つき、しばらく樹林帯を下っていくと「ツルハシ」に到着。
再び砂礫、第1噴出口跡を通り、第2噴出口跡をすぎるとようやく緩やかな樹林帯に変わっていき、「岩手山焼走り登山口」に到着です。
■ アクセスポイント
八幡平山頂レストハウス・松川温泉・八幡平温泉郷・岩手山焼走り国際交流村
■ コース断面図
八幡平・安比高原50Kmトレイルコース
■コースガイド
ブナの駅から出発し、「赤川登山口」からほどなく「安比岳・茶臼岳コース分岐」に到着します。
左の茶臼岳に進路を取るとコメツガ、シラビソ、トドマツの松類が中心の鬱蒼とした樹林帯の緩やかな登りが続き、やがて「茶臼山荘」に到着。
山荘からは10分ほどで「茶臼岳」頂上へ。頂上からは雲海から頭を覗かせた美しい岩手山や秋田駒ケ岳、右に八幡平頂上、左に安比高原スキー場のある前森山、そして眼下にはアスピーテラインと熊沼や夜沼の壮大な自然が広がっています。
山頂を下り左へ進むと、アオモリトドマツの樹林に囲まれた静かな「黒谷地湿原」に到着。
さらに安比岳コースの「安比岳分岐」を右に送り、エメラルドグリーンに輝く「八幡沼」に到着。
豊かな高山植物を見ながら高層湿原の木道を通り「陵雲荘」に着き、さらに「八幡沼展望台」へ。
八幡沼を一望できる展望台から遊歩道を通り、徒歩8分で山頂へ到着。
山頂からはアオモリトドマツの大原生林や、岩手山をはじめとする雄大な景観を一望できます。
■ アクセスポイント
安比高原・八幡平山頂レストハウス
■ コース断面図
八幡平・三ツ石山トレイルコース
■ コースガイド
「八幡平山頂レストハウス」を出発、「畚岳登山口」から八幡平三大眺望地に数えられる「畚岳」に到着。
さらになだらかな道を行き「諸桧岳」、「嶮岨森」を越え、アオモリトドマツの原生林の中の「大深山荘」に到着します。
一息ついた後さらに進むと、「源太ヶ岳」を通り松川温泉へ下山するコースとの分岐に到着。
ここでは分岐を右に分け「大深岳」へ向かい、さらに「小畚山」を越え「三ツ石山」を目指します。
この周辺からの岩手山の姿は最高に美しいと称されており、景色を眺めながら「三ツ石山頂」へ到着します。
頂上には露頭噴出した巨岩の安山岩塊があります。山腹から頂上付近はミネカエデ等の低灌木類でおおわれており、
秋は紅葉の絶景ポイントとなります。
山頂を下ると、お花畑が美しい三ツ石湿原に到着。心休まる「三ツ石山荘」が出迎えてくれます。
■ アクセスポイント
八幡平山頂レストハウス・松川温泉
■ コース断面図
岩手山・松川温泉トレイルコース
■コースガイド
松川温泉近くの「松川登山口」を出発。コメツガ、ナラ、アオモリトドマツの巨木の中を進んで行き、ハイマツが現れてくると「姥倉分岐」に到着。
岩手山の眺望を眺めながら、「黒倉山」にたどり着くと、岩手山の外輪山が迫ってきます。
黒倉山の山頂を通り抜けると「切通し分岐」があり、八ツ目湿原へ向かうコースと鬼ケ城コースに分かれます。ここでは鬼ケ城を右手に見ながら屏風尾根のせまる「八ツ目湿原」へと向かいます。
チングルマなどの高山植物を眺めながら、八ツ目湿原の看板である神秘的な色をした御釜湖と御苗代湖からの風景を存分に楽しみ、右手の荒々しい鬼ケ城の岩壁を仰ぎ見ながら「岩手山盛岡不動平(九合目)」に到着。
そこからお鉢を回り岩手山山頂の「薬師岳」へ。八幡平、秋田駒ヶ岳、裏岩手連峰の眺望を眺めながら、道は下りになっていきます。
ザクザクの岩と砂礫の道に注意しつつ、「岩手山平笠不動避難小屋」で一息つきます。しばらく樹林帯を下っていくと上坊コースとの分岐の「ツルハシ」に到着。
「焼走りコース」の右側のルートを選択します。再び砂礫、下りは滑りやすいので注意が必要です。第1噴出口跡を通り、第2噴出口跡をすぎるとようやく緩やかな樹林帯に変わっていきます。
途中、焼走り熔岩流が広がった地帯を見ることができる地点を越えて、「岩手山焼走り登山口」に到着です。
■ アクセスポイント
松川温泉・八幡平温泉郷・岩手山焼走り国際交流村
■ コース断面図
上坊コースは、岩手山登山道7コースのうちの最短コースで昔からの岩手山参拝道です。
登山口は、岩手山パノラマラインから砂利道の林道に入る。途中、分岐に気を付けて5分ほどで登山口到着。
登山届箱が設置されていますのでお忘れなく。登山口から30分ほど登ると江戸時代に設置された二合目の道標が目に入ります。
周辺はナラと笹の生い茂る樹林帯で三合目の道標付近からは栂の樹林帯です。この辺はキノコ道が四方八方に伸びており登山道を外れないよう登ります。登り始めて約1時間30分程で焼走りコースとの合流地点である「つるはし」に到着。つるはし周辺は6月にはシラネアオイの群落を楽しめます。
一息入れて、つるはしからは、ダケカンバの疎林帯を岩手山北斜面をトラバースするように登ると間もなく三十六童子の大岩に到着します。急登を15分ほど頑張るとハイマツ帯の中にある平笠不動避難小屋に到着。山頂を仰ぎながら休憩するのもよい。避難小屋から45分ほどで感激の岩手山頂に到着。晴れると山頂からは、早池峰山、鳥海山、秋田駒ケ岳などの峰々が遠望できます。火口には妙高山の火口丘が見えます。
下りは、同じルートもよいが焼走りコースを下りコマクサや特別天然記念物焼走り熔岩流を眺めながら下るのもおすすめです。
■ アクセスポイント
岩手山焼走り国際交流村
八幡平・安比高原エリア
最も一般的なコース。八幡平山頂から約5分で八幡沼を一望できる「八幡沼・ガマ沼展望台」へ。
アオモリトドマツの大原生林、岩手山をはじめとする雄大な景観が一望できます。
八幡平山頂レストハウスから上り坂を越えて、八幡沼に出ると木道の平坦な道が続いており、夏には一面のお花畑でニッコウキスゲ、ハクサンチドリ、などの花が咲き乱れます。 源太森へ登ると、黒谷地湿原までは緩やかな下り坂が続き、更に茶臼岳山頂へ到達すると西側に八幡平のなだらかな山頂が広がって見えます。茶臼山荘から東へ続く急な坂道を下ると、アスピーテラインの茶臼口バス停付近に抜けます。
八幡沼周遊コースから源太森まで足を伸ばしてみるとハイマツの育ち具合で亜高山帯から高山帯への移り変わりが良く分かります。
赤川登山口から出発。安比岳・茶臼岳コース分岐では、右の安比岳に向かうコースヘ進みます。 さらに安比温泉分岐から左に下って安比川を渡ると安比温泉に着きます。安比温泉分岐からサワグルミの森が広がってきて、安比岳の山頂まで標高差200mの一気登りが始まります。 山頂は登山道から50mほど北側にあるが道はなく、登山道はここから黒谷地、八幡沼歩道から伸びてくる尾根に向かって進んでいきます。 オオシラビゾの原生林を眺めながら歩き、安比岳分岐に到着。そこから左に進むと、アオモリトドマツの樹林に囲まれた静かな黒谷地湿原があります。
裏岩手連峰エリア
松川温泉の松川荘手前から出発し、階段状の急坂を登ると尾根に出ます。左に黒倉山、姥倉山、岩手山が見えてきます。 右に源太ケ岳を見ながら2時間歩くと三ツ石湿原に着きます。背後に大きな岩手山を振り返り見ながら三ツ石山山頂に到着。 さらに小畚山に到着し、大深岳までのジグザグな登山道を進み、大深岳の登りを越えると源太ヶ岳の平坦な山頂に到着します。やがて下っていくと松川温泉が見えてきます。
畚岳登山口を出発、ハイマツに覆われた緩やかな尾根が連なる登山道を行くと、八幡平三大眺望地に数えられる畚岳に到着。 さらになだらかな道を行き諸桧岳、嶮岨森を越え、アオモリトドマツの原生林の中の大深山荘に到着します。一息ついた後さらに進むと、源太ヶ岳を通り松川温泉へ下山するコースとの分岐に到着。 ここでは分岐を右に分け大深岳へ向かい、さらに小畚山を越え三ツ石山を目指します。この周辺から見る岩手山の姿は最高に美しいと称されており、景色を眺めながら三ツ石山荘へ到着します。 そこから左に2時間近く下ると松川温泉に到着します。
岩手山・八幡平・安比高原50Kmトレイルガイドライン
岩手山・八幡平・安比高原50Kmトレイルガイドラインを事前に確認して楽しんでください。
このガイドラインは、岩手山・八幡平・安比高原の貴重な資源を保全し将来にわたって、より多くの登山者やハイカーの皆さんに楽しんでいただくためのお願いです。
- 岩手山・八幡平・安比高原50Kmトレイルに関する地図を準備してください。
トレイルには要所、要所に登山標識や案内板がありますが、自身の安全を確保するため地図、コンパスは必ずお持ち下さい。 - 装備はしっかり整えてください
岩手山・八幡平・安比高原50Kmトレイルは標高約1,500mから2.000m級の山岳でおり、天候が急変することもありますので、装備は十分整えてから登山・トレッキングをお楽しみください。 夏場であっても低体温症や晴れた日には気温が非常に高く、日差しも強くなり熱中症の危険があります。しっかりとして対策をしてください。 また、トレイル沿いには水場が限られています。十分な飲料水(夏場で一人あたり2リットル以上)を持参してください。 - 全行程を歩くには、一般の方で2~3日程度かかります。避難小屋か、ふもとの温泉宿の宿泊施設に泊まりながら、のんびり歩いてください。
- トレイルの起終点へのアクセスとなる路線バスなどは整備されていません。タクシーか回送サービスをご利用ください。
アクセス
※ 東北自動車道併用の目安時間です。
東北新幹線「盛岡駅」下車
岩手県北バス・盛岡駅東口バスターミナル3番乗り場より
- 黒谷地湿原・藤七温泉・蓬莱境方面「八幡平頂上行き」乗車(約2時間)
- 松川温泉方面「松川温泉行き」乗車(1時間50分)
- 県民の森・松川渓谷・八幡平温泉郷方面
「松川温泉行き」「八幡平マウンテンホテル行き」乗車(1時間50分) - タクシーですが、安代タクシーの年間営業の確認をお願いします。
- タクシーの岩手山関係は、岩手山・焼走り登山口・上坊登山口(道路事情によっては途中まで。)
盛岡駅から八幡平へ直行!
八幡平自然散策バス
- 案内人付きで自然散策を楽しめます。(無料)
- 通常路線バスとして区間内停留所で乗降可能。
- 日帰り入浴も便利。
- お問合せ:(一社)八幡平市観光協会
※ 通常運行時における最短所要時間
- 平舘タクシー0195-74-2525
- 西根観光タクシー0195-76-3131
- 安代観光タクシー0195-72-2535
Information
網張ビジターセンター
雫石町長山小松倉1-2(網張温泉)
9:00~17:00
4月~10月は休館日なし
11月~3月は火曜(祝日の場合は翌日振替)
年末年始(12/29~1/3)